✨ この記事でわかること
- 卒業生10人は、いつ・どんなきっかけで「美容師になりたい」と思ったのか
- サロンで働く先輩の、ある1日(朝8時から夜23時まで)
- アシスタント期からデビュー後までの、指名のお客様の数の変化
✨「美容師って、毎日どんな日々を過ごしてるんだろう?」
朝は何時に出勤するんだろう。1日に何人のお客様を担当するんだろう。みんな、最初はどんなきっかけで美容師を目指したんだろう。
「美容師、ちょっといいかも」と思ったとき、誰でも一度は”先の景色”を想像します。でも、求人サイトや学校案内には、なかなか先輩本人の言葉が載っていません。
そこで今回、TAKABI Journalでは、高山美容専門学校を卒業してサロンで働いている10人の先輩に、同じ質問を投げかけてみました。
サロンも職位もばらばらな10人の答えを並べていくと、「美容師という仕事のリアル」が、不思議なくらい立体的に見えてきました。
この前編では、先輩たちの”日常”を覗いていきます。
🌿 美容を志したのは、いつ?──ほぼ全員が”高校時代まで”に決めていた
最初に聞いたのは、「美容の道に進もうと思ったのはいつ頃ですか?」という質問。
10人の答えを並べてみると、ほぼ全員が高校生のうちに志を固めていたことがわかりました。きっかけは大きく5つに分かれます。
① 自分の体験で、気持ちが変わった
高校生のときです。自分の顔にあったコンプレックスを隠せた時にメイクの素晴らしさに魅力を感じたのがきっかけです。自分を前向きな気持ちにさせてくれる魔法です!
高校時代野球部でずっと坊主だったのですが、髪を伸ばし始めて久しぶりに美容室に行った際にすごく感動し、自分も感動を与える側になりたいと思いました。
② 友達に施術して、喜ばれた
高校三年生の時です!友達にメイクしたり髪を巻くのが好きで、喜ぶ姿を見てこれを仕事にしたいと思ったのがきっかけです!
③ 家族が美容業だった
実家が美容業だったため日頃から近くで見ていて、自分もその道に進みたいと思いました。
両親が美容師、祖父が美容師、というご家庭で育った先輩も複数いました。
④ 印象的なサロン体験
高校一年生の冬、初めて有名店に来店したのがLIPPS hair 大宮でした。担当していただいたスタッフの方々に憧れを持ち、この人たちと働きたいと思い、LIPPS hairに入ることを決意しました。
姉の結婚式の際に担当されていた美容師さんが、姉を綺麗な花嫁さんに変えていく姿がとてもかっこよくて、憧れから美容師になりたい気持ちが強くなりました。
きっかけはそれぞれ違っても、共通するのは「自分の心が動いた瞬間が、進路の入口になっている」こと。「ちょっと好きかも」と思ったその気持ちは、あなたが思っている以上に大事なサインかもしれません。
💡 1日のリアル──朝8時の掃除から、夜23時の自主練まで
「サロンの1日って、実際どんなスケジュールなんですか?」
これも全員に聞きました。共通していたのは、「営業前後の時間も、実はとても濃い」ということ。
朝8時にお店に行き掃除をして9時から営業開始、18時までサロンワークをしたあとは、そこから自分のモデルさんをしたり、練習などをして23時頃帰宅します!
朝は掃除や準備、スタッフ同士でその日の共有をしてから営業スタート。お客様のカット、パーマ、カラー等を、チーム、フロア全体で協力しながら1日の営業を行っております!
「朝の掃除と準備」「営業中はチームで協力」「営業後は反省会+自主練」というのは、サロンを問わず共通の型でした。

特にアシスタント時代は、営業後の練習時間が翌日の自分をつくるという意識が強く、「23時帰宅」という声も珍しくありません。一方で、デビュー後(デザイナー/スタイリスト)になると、自分のお客様を担当しながらチームをまとめる立場になり、1日の重心が「練習」から「お客様一人ひとりとの時間」に変わっていきます。
📊 指名のお客様、いま何人?──アシスタント15人、デビュー後300人の成長曲線
「指名のお客様、どのくらいいますか?」
この質問の答えが、いちばんキャリアの段階を”数字”で見える化してくれました。
アシスタント時代でも、指名はちゃんとつく
松村駿之介さんLIPPS hair 横浜 9th floor月15人ほど
多田悠眞さんLIPPS hair 原宿20人ほど
小林藻翔さんsand mieu月15〜20人
「アシスタント=技術がない期間」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際にはシャンプーや接客の段階から「またこの人に頼みたい」と言われる関係ができていきます。
ブライダル兼業という働き方
minimoという集客アプリを使っていて、毎日2〜3人は必ず予約が入るように日頃から更新など取り組んでます!1番指名客数が多かった月で75人でした!
サロンワークとブライダルを掛け合わせ、自分でSNSやアプリで集客もする。「働き方は1つじゃない」を体現している先輩です。
デザイナーになると、月150〜300人を担当
咲花さんLIPPS hair Ray GINZA150名ほど
原山竣介さんLIPPS hair 横浜 8th floor月280名ほど
沼尾祐哉さんLIPPS hair 大宮 annex/サブマネージャー300名ほど

アシスタント期に15〜20名前後でスタートし、デビュー後に150〜300名規模へ。「美容師はデビューしてからが本番」という言葉が、数字でくっきりと見えます。
✨ 前編まとめ ──”日常”の輪郭
- 全員が高校生のうちに美容師を志していた。きっかけは”自分の心が動いた瞬間”
- 1日の重心は「営業+自主練」。アシスタント期は夜遅くまで、デビュー後はお客様との時間に
- 指名のお客様はアシスタント期15〜20人 → デビュー後150〜300人へと伸びていく
「美容師の毎日」、少し輪郭が見えてきたでしょうか。
そして、ここまで読んで「先輩たち、なんで頑張れるんだろう?」「大変なときはなかったのかな?」と気になった方へ。
後編では、10人がいちばん心が動いた”うれしかった瞬間”と、正直に語ってくれた”大変だった時期”、そして全員が口を揃えた”学校で学んだことで、いま一番活きていること”をお届けします。
✨ もし、もう少し先輩たちの世界をのぞいてみたくなったら
🌿 今回ご協力いただいたサロン
お忙しいなか、貴重なお話を聞かせてくださった先輩方、そして在籍サロンの皆さまに、心より御礼申し上げます。



