✨ この記事でわかること
- 新入生の27.9%が「家族の影響」を美容に興味を持ったきっかけに挙げた事実
- 親の働く姿を見て育った新入生たちのリアルなエピソード
- 「子どもが美容の道を選んだ」ことへの保護者の方へのメッセージ
小さい頃、お父さんやお母さんの仕事場に行ったことはありますか。
シャンプーの匂いがする店内。お客さまと楽しそうに話す親の姿。「ありがとう」と言って帰っていくお客さまの笑顔。そんな風景が、当たり前の日常だった人たちがいます。
今年の新入生たちにアンケートを取ったところ、美容の仕事に興味を持ったきっかけとして「家族の影響」を挙げた人が、自由記述の中でも目立つ存在でした。選択肢では27.9%が「家族の影響」を選んでいます。
この数字は、「TikTok・InstagramなどSNS」(44.2%)に次いで4番目。しかし自由記述を読むと、家族の影響を受けた人のエピソードは、どれも深く、具体的で、心に残るものばかりでした。
この記事では、「家族の背中を見て美容の道を選んだ」新入生たちの声を紹介します。そして、もしあなたが保護者の方なら、「お子さんが美容の道を選んだ」ことの意味を、一緒に考えてみたいと思います。
親の働く姿を見て育った――「当たり前」が夢になった瞬間
お客さまの笑顔が、原風景だった
家族が美容の仕事をしている人にとって、「美容室」や「サロン」は特別な場所ではありません。子どもの頃から馴染みのある、日常の一部です。
父が美容師で、小さい頃からその姿を見て育った。お客さまが笑顔で帰るのを見て、自分もそうなりたいと思った
―― 新入生アンケートより
「お客さまが笑顔で帰る」という風景。それは、美容の仕事の本質を最もシンプルに表しています。その風景を日常的に見てきたからこそ、「美容の仕事=人を笑顔にする仕事」という実感が、理屈ではなく体験として刻まれているのです。
母がネイリストで、小さい頃からネイルをしてもらっていた。お母さんみたいに人をきれいにする仕事がしたいと思った
―― 新入生アンケートより
「お母さんみたいになりたい」。この言葉には、仕事への尊敬と、親への愛情が同時に込められています。美容の技術を間近で見てきたからこそ、その仕事の価値を肌で感じている。それは、どんなキャリアガイドよりも説得力のある「進路選択の理由」です。
美容師の親に「背中を押された」
家族が美容の仕事をしているからといって、最初から迷いなく決められるわけではありません。むしろ、親の仕事を知っているからこそ、その大変さも見えている。そんな中で、親の一言が背中を押したケースもあります。
美容師の父に相談したら、「お前がやりたいなら応援する」と言ってくれた。父の仕事を見てきたからこそ、自分もやってみたいと思えた
―― 新入生アンケートより
美容の仕事のリアルを知っている親が「応援する」と言ってくれる。その言葉の重みは、他の誰の言葉とも違うものがあります。「現場を知っている人が認めてくれた」という安心感が、進路への確信につながっているのです。
家族がきっかけ、でも「選んだ理由」は自分のもの
「親と同じ仕事」ではなく「自分がやりたい仕事」
ここで大事なことがあります。家族の影響がきっかけだった新入生たちは、「親に言われたから」ではなく、「自分がやりたいと思ったから」美容の道を選んでいます。
家族が美容関係の仕事をしていて、その影響で美容に興味を持った。でも最終的に決めたのは、自分でメイクやヘアアレンジをするのが好きだったから
―― 新入生アンケートより
「影響を受けた」と「決めた」は別のことです。家族の姿を見て「美容っていいな」と思い、自分でメイクやアレンジを試してみて「好き」を確認し、その上で「仕事にしたい」と決めた。きっかけは家族でも、選んだのは自分自身。その過程を、新入生たちはしっかり歩んでいます。
家族の仕事を知っているからこその「覚悟」
美容の仕事の華やかさだけでなく、大変さも見てきた人たちです。朝早くから夜遅くまで立ち仕事をする姿。休日も練習に時間を使う姿。それを知った上で「それでもやりたい」と決めたのなら、その覚悟には重みがあります。
親が美容師で、大変な仕事だということも知っている。でも、お客さまに感謝される姿を見て、やりがいのある仕事だと思った。自分もそういう美容師になりたい
―― 新入生アンケートより
「大変だと知っている」「それでもやりたい」この二つが揃っている人は、強いです。美容の世界に入ってからの壁にも、しなやかに向き合えるはずです。
保護者の方へ――「美容の道を選んだ」お子さんの気持ち
お子さんは、あなたの背中を見ています
もしあなたが美容の仕事をしていて、お子さんが「自分も美容の道に進みたい」と言ったなら、それはあなたの仕事への姿勢が、言葉以上のメッセージになっていたということです。
アンケートの自由記述には、「お客さまが笑顔で帰る姿を見て」「親が楽しそうに仕事をしている姿を見て」という言葉が繰り返し登場します。お子さんは、あなたが思っている以上に、あなたの仕事を見ています。そして、その姿に影響を受けています。
美容の仕事をしていない保護者の方へ
「うちは美容と関係ない家庭なのに、子どもが美容師になりたいと言い出した」そんな保護者の方もいるかもしれません。
今回のアンケートでは、美容に興味を持ったきっかけの1位は「美容室・サロンでの体験」(55.8%)、2位は「自分でメイクやヘアアレンジをするのが好きだった」(52.3%)でした。家族の影響がなくても、お子さん自身の体験や「好き」の積み重ねが、進路選択の土台になっています。
大切なのは、お子さんが「なぜ美容の道を選びたいのか」に耳を傾けることです。その理由の中に、お子さんなりの真剣な想いがきっとあります。
「入学の決め手」から見える保護者の役割
入学の決め手を聞いたところ、「家族・友人のすすめ」が24.4%で2位タイでした。つまり、保護者の「応援」や「理解」は、お子さんの進路決定に大きな影響を与えているのです。
「やりたいならやってみなさい」その一言が、お子さんにとってどれほど大きな支えになるか。アンケートの声が、それを教えてくれています。
あなたの家族も、きっかけのひとつかもしれない
この記事を読んでいるあなたが高校生なら、こんなことを考えてみてください。
- 家族の誰かが美容の仕事をしていて、その姿に憧れたことがある
- 親や姉に髪を切ってもらったり、ネイルをしてもらった経験がある
- 家に美容の道具や雑誌があって、自然と美容に触れて育った
- 家族に「美容の仕事がしたい」と相談したら、背中を押してくれた
そのどれかに当てはまるなら、あなたの中にはすでに「美容の種」が蒔かれているのかもしれません。
もちろん、家族の影響がなくてもまったく問題ありません。大事なのは、「自分がやりたい」という気持ちです。ただ、家族の存在がきっかけになったのなら、それはとても素敵なことです。
まとめ:家族の背中が、未来への道しるべになる
- 新入生の27.9%が「家族の影響」を美容に興味を持ったきっかけに挙げた
- 親の働く姿――特に「お客さまの笑顔」が、美容の仕事の価値を教えてくれた
- きっかけは家族でも、選んだのは自分自身。家族の影響と自分の意志は両立する
- 保護者の「応援」は、お子さんの進路決定に大きな力を持っている
- 家族が美容の仕事をしていなくても、お子さんの「やりたい」という気持ちに耳を傾けてほしい
家族の背中を見て育った人も、自分自身の「好き」から始まった人も、美容の道を選ぶ理由はそれぞれです。でも、どんな理由であっても、「この仕事がしたい」という気持ちの先には、誰かを笑顔にする未来が待っています。
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