✨ この記事でわかること
- 美容師の働き方は「ヘアサロン勤務」だけじゃない、7つの方角があるという話
- 同じ高山美容専門学校を出た11人の卒業生が、いまどこで何をしているかの全体像
- 進路を考えるときに「視野に入れておきたい選択肢」のヒント
✨「美容師になったら、どんな働き方が待ってるの?」
「美容師=サロンで髪を切る人」。多くの人が、最初はそんなイメージを持つと思います。
でも、実際に学校を出て働いている先輩たちに聞いてみると、その先の景色は思っているよりずっと広いことがわかりました。
サロンで腕を磨き続ける人。ヘアサロンとブライダルを掛け持ちする人。ヘア+アイ+メイク+着付けまで全部できるトータルビューティーの世界に進む人。海を渡って独立する人――。
今回、TAKABI Journalでは、高山美容専門学校を卒業した11人の先輩がいま、どこで、どんな働き方をしているのかを地図にしてみました。
同じ”入口”を出たはずなのに、いる場所はこんなに違います。
📊 卒業生11人のキャリア地図
11人のいまを並べてみると、大きく7つの方角に分かれていました。
①〜④はヘアサロン勤務の”段階”の違い、⑤〜⑦はサロン勤務とはまた別の方角の選択肢です。ひとつずつ見ていきます。
💡 ①〜④ サロンで腕を磨く”王道の階段”
サロンに就職した先輩のキャリアは、おおまかに「アシスタント → デザイナー(スタイリスト) → マネジメント」という段階を踏んでいきます。
① アシスタント期──土台をつくる最初の1〜3年
現在はアシスタントとして基礎から経験を積んでいます。日々のサロンワークと練習を通して、スタイリストデビューを目指しています。
LIPPS hair の松村駿之介さん(横浜9F)、足立晴楽さん(川崎)、多田悠眞さん(原宿)も、いまこの段階。シャンプー・接客・施術補助でサロンの土台を体に染み込ませる時期です。
② デビュー間近のアシスタント
現在はアシスタント3年目で、サロンワークではシャンプー、カラー、ブリーチ、縮毛矯正などカット以外のことは全て入らせていただいてます!
自分のお客様を月15〜20人ほど担当しはじめ、「次は自分の番」が見えてくる段階です。
③ デザイナー/スタイリスト
原山竣介さん(LIPPS hair 横浜8F)は月280名、咲花さん(LIPPS hair Ray GINZA)は150名ほどを担当する現役のデザイナー。「自分が責任を持って、お客様一人ひとりを担当する」働き方の中心にいます。
④ デザイナー兼マネジメント
サブマネージャーとして店舗の管理にも関わらせていただいています。
月300名を担当しながら、店舗運営にも踏み込んでいく段階。「自分の手だけでなく、チーム全体で成果を出す」フェーズです。
サロン勤務と一言でいっても、その中に何段かの階段があるのがわかります。
🌿 ⑤ ヘアサロン × ブライダル──井上愛菜さんの”兼業”という選択
5つめは、サロン勤務と別の世界を掛け合わせる働き方です。
平日は基本サロンワーク、土日は依頼があれば朝、式場でご参列者様たちのヘアセットをして、終わり次第お店に戻ってサロンワークか、サロンワークをして途中でお店を抜けて式場に行って終わり次第お店に戻るかです。
姉の結婚式で出会った美容師さんに憧れて、この道を選んだ井上さん。「専任のみのところが多い中、やりたい職種を叶えてくれる”夢を夢で終わらせない”という言葉に惹かれた」と話してくれました。
minimoという集客アプリで自ら予約を取り、もっとも多い月で指名のお客様75人という数字も。「美容師の働き方は1つじゃない」を、自分の足で示している先輩です。
📸 ⑥ マルチスキル型──春日芹奈さんのトータルビューティーの道
6つめは、美容師免許で広がる、もう一つの世界です。
ヘアセット、メイク、まつげ、眉毛、着付けなど、トータルビューティーにお仕事をしています。
「カットやカラーだけでなく、お客様の全身を整える」マルチスキルの世界。ブライダル、結婚式、撮影前、大切な会議前――人生の節目に立ち会う仕事です。
実は、まつエクやアイブロウは「美容師免許を持っている人にしか施術が認められていない」業界ルールがあります(※美容師法)だからこそ、美容師免許を持っているだけで、ヘアからまつげ・眉まで一人で担える。それが、このマルチスキルの道の入口になります。
✨ ⑦ 越境型──大塚龍さんの、海を渡って独立する道
そして7つめは、サロン勤務という枠も、国境も超えていく働き方です。
東京→バンクーバー→シンガポール→独立
学校を出てから、東京で働き、カナダのバンクーバーへ。さらにシンガポールへ。そして27歳で独立。お客様は30〜40代の富裕層、集客は口コミと紹介がメイン──というのが、いまの大塚さんのスタイルです。
学校での授業、交友関係、上下関係、先生との関わりなどは、仕事の種のようなものなので、多くのことを学ばせていただきました。
海外を経て独立、というのはレアな道ですが「美容師という仕事には、こういうパスポート性もある」という事実は、知っておくと視野が広がります。
✨ まとめ──あなたが立つのは、まずこの”入口”
7つの方角を見てきました。
最後にお伝えしたいのは、この7つは”見えている範囲”でしかないということです。今回ご紹介した11人も、入学時点でいまの自分を想像できていたわけではありません。配属、出会い、選択、ちょっとした偶然――そんな積み重ねの先に、いまの場所があります。
だからこそ、いま大事なのは、「美容師の道は1つじゃない」と知っておくこと。そして、まずは”入口”に立つことです。入口に立てば、地図はもっと細かく見えてきます。
あなたの「ちょっと好きかも」という気持ちが、この11人の先輩たちのキャリアの、はじまりとつながっています。
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✨ もし、もう少し先輩たちの世界をのぞいてみたくなったら
🌿 今回ご協力いただいたサロン
お忙しいなか、貴重なお話を聞かせてくださった先輩方、そして在籍サロンの皆さまに、心より御礼申し上げます。






