✨ この記事でわかること
- 「デビュー」って何のこと?──美容師の世界の”立場の階段”を中高生向けに解説
- 卒業生6人の、卒業からデザイナーになるまでの実際のタイムライン
- アシスタント期間は、けっして”空白の時間”じゃないという話
✨「卒業したら、すぐにハサミを持てるの?」
「美容師になりたい」と思ったとき、多くの人が想像するのは“お客様の髪を切っている自分”の姿です。
でも、実際に学校を出た先輩たちに「いつから自分でカットしてるんですか?」と聞いてみると、答えは意外に幅がありました。
「2年半でデビューしました」
「3年半かかりました」
「いまアシスタント3年目で、まだデビュー前です」――。
今回は、卒業生6人の“卒業から自分のお客様を持つまで”のリアルなタイムラインを並べてみます。
💡 そもそも「デビュー」って、何のこと?
美容師の世界でいう「デビュー」とは、ざっくり言うと“自分のお客様を、自分の名前で担当できる立場になること”です。
多くのサロンでは、就職してすぐはアシスタントという立場からスタートします。シャンプー、パーマやカラーの施術の補助、接客、お店の準備や掃除――そういった仕事を積み重ねながら、何段階かの社内試験に合格すると、デザイナー(スタイリスト)にランクアップ。ここで初めて、自分の名前を出して、カットを含めたすべての施術を担当できるようになります。
この「アシスタント → デザイナー(スタイリスト)」のステップアップが、いわゆる「デビュー」です。
「卒業した日から、いきなりハサミを持つわけじゃない」――まずはここを押さえておくと、先輩たちのタイムラインが読みやすくなります。
📊 卒業生6人のタイムライン
横軸は「卒業からの年数」それぞれの先輩が、いまどこにいて、何年でデビューしたのかを並べてみました。
ぱっと見てわかるのは、人によって、ずいぶん違うということ。順番に見ていきます。
🌿 LIPPSの場合:おおむね2.5〜3.5年でデビュー
タイムラインを見ると、LIPPS hair系列の卒業生3人は、だいたい2.5〜3.5年でデザイナーにデビューしていました。
新卒でLIPPS hairに入社し、デザイナー(スタイリスト)になるまでの2年半。デザイナーになり1年大宮店で勤務し、5年目から大宮annex店に異動。6年目の冬にサブマネージャーに昇進させていただきました。
卒業後、半年間のフリー期間を経て、9月に新卒でLIPPS hairに入社しました。その後、約2年半アシスタントとして経験を積み、昨年5月よりデザイナーとして勤務しています。6月からはウェルデザイナーにランクアップ予定です。
1年目から横浜店配属となり、約3年半アシスタント業務と練習をこなして、今はデザイナー(スタイリスト)としてお仕事させていただいております。
3人ともデビューまでの期間は微妙に違いますが、「2〜3年半をアシスタントとして過ごし、デビュー後にさらにランクが上がっていく」という流れは共通しています。
ちなみに沼尾さんは6年目でサブマネージャーへ。「デビューがゴールじゃなく、その先にも階段があるんだな」というのが、数字でわかります。
🌿 サロンごとに、デビュー時期は違う
ここで大事なのは、「2.5〜3.5年」はあくまでLIPPSのケースということ。他のサロンの先輩のタイムラインは、また違いました。
現在はアシスタント3年目で、日頃のサロンワークではシャンプー、カラー、ブリーチ、縮毛矯正などカット以外のことは全て入らせていただいてます!
小林さんは卒業3年目。「カット以外のすべて」をこなしながら、デビュー直前の最終仕上げの段階にいます。
入社して約2年はRay GINZA店で働かせていただき、今年の1月から原宿店に異動になりました。
多田さんは入社3年目で、店舗異動を挟みながらアシスタントを続けています。
つまり、「美容師は何年でデビュー」と一律に言える数字はありません。サロンの育成制度、配属、本人の歩み方によって、2年半の人もいれば、3年・4年とじっくり積む人もいます。
「早ければ偉い」というものでもありません。自分のペースで、その間に何ができるようになるかのほうが、ずっと大事です。
📸 アシスタント期間は、”空白の時間”じゃない
ここで、ひとつ伝えておきたいことがあります。
「デビュー前のアシスタント期間って、ずっと下積みなの?」と思われがちですが、実際はぜんぜんそんなことはありません。
月15人ほどアシスタント指名をいただいております!一番うれしいと感じるのは、アシスタントとして指名してくださるお客様がいることです。
月15〜20人ほど、自分のお客様を担当させてもらっています!
そして、もっとも象徴的なのが井上愛菜さん。
minimoという集客アプリを使っていて、毎日2〜3人は必ず予約が入るように日頃から更新など取り組んでます!1番指名客数が多かった月で75人でした!
アシスタントの期間中であっても、「自分のお客様」を持ち、「自分を選んでもらう」関係をつくっていくことはできるのです。
シャンプーや接客、ヘアアレンジ、ブライダルでのヘアセット――自分の手で届けられる価値があれば、お客様はちゃんと指名してくれます。
✨ まとめ──”デビューまでの時間”は、自分をつくる時間
最後にもう一度、卒業生6人のタイムラインから見えてきたことを、3つにまとめます。
1.「デビュー」とは、自分のお客様を持つ立場になること
卒業した日からハサミを持つわけではなく、まずはアシスタント期で土台をつくります。
2. デビューまでの時間は、サロンによってちがう
LIPPSは2.5〜3.5年が目安、他のサロンではもう少し長い場合もあります。「早ければいい」というものではないのがポイント。
3. アシスタント期間こそ、自分を育てる時間
シャンプー・接客・施術補助で土台を積み、その間にも”自分のお客様”はちゃんとついていく。カットができるようになる日のために、その手前で積めるものは想像以上にたくさんあります。
「美容師になりたい」と思ったあなたが、まず立つのは”入口”。そこからの2〜3年は、技術と一緒に「お客様にとっての自分」をつくる時間です。先輩たちが、そう教えてくれました。
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✨ もし、もう少し先輩たちの世界をのぞいてみたくなったら
🌿 今回ご協力いただいたサロン
お忙しいなか、貴重なお話を聞かせてくださった先輩方、そして在籍サロンの皆さまに、心より御礼申し上げます。



